これは、旧Locibookにおいて書かれた記事です。復習ロボットには適用されない内容の可能性があります
外出時、どのポケット何を入れるかを決めておきましょう。例えば、ズボン右ポケットには鍵、左ポケットには小銭といったようにです。
たしかに、自らルールを決めてそれに従うというのは、余計な手間のように思われます。どのポケットに何を入れるかを決めるのも面倒ですし、第一ルールに従う事自体が面倒です。もちろん、そのルールを覚えるのも手間です。
しかしながら、その労力や手間に見合うだけの価値があります。
なぜなら、外出時に持っていくべき物を考えたり、忘れ物がないか頭の中で確認するのは、さらに大きな手間となるからです。
各ポケットに入れるものを決めておけば、そのルールに従い、鍵などをポケットに入れるだけです。それで外出する準備が完了します。1通り準備が終わった後、財布が入れるポケットが空なら、財布を探してポケットに入れます。これで忘れ物を防ぐことができます。頭の中を空っぽにしてても可能な作業です。
一方、ルールに従う手間は慣れます。むしろ、どこのポケットに何を入れるか、余計なことを考える必要がなくなり、楽になります。
日々の労力は小さくても、それが毎日となれば、とても大きな無駄となります。外出の準備に2分余計にかかるようなら、一年間ならば、365×2で730分の無駄になります。10時間以上の無駄です。
各ポケットに入れるべきものを決めてしまいましょう。外出時、ちょっと楽になります。
この記事では、このポケット習慣を確実に身につけるための、Locibookを使った方法を紹介します。
各ポケットに入れるものを決める
まず、どのポケットに何を入れるかを決めます。
当方の外出時の服装で、ポケットがあるのは次の衣類です。
- ダウンベスト
- パーカー
- ズボン
それぞれの衣類のポケットに、入れるべきものを割り当てます。
- ダウンベスト
- 右ポケットにケータイ
- 左ポケットに財布
- パーカー
- 右ポケットに常備薬
- ズボン前面
- 右ポケットに鍵
- 左ポケットに小銭
- ズボン背面
- 右ポケットにハンカチ
これらは、なお1つの例ですので、各自の服装や持ち物に置き換えてください。
ルールの習慣化のためにLocibook図を作る
これらのリストを、普段着の画像を背景とし、各ポケットの上に配置していきます。
なお、ほかの図と同様に、以下の図も1つの例です。各画像は、ご自身の服装や持ち物に置き換えてください。
作成した図は次のとおりです。衣類の画像の方向については、着用している状態の視点の向きとあわせています。
このように、Locibook図を作っておけば、Locibookのスペースド・リハーサルによる復習提案により、忘れたころに思い出させてくれます。それが使える習慣であれば、確実に自分のものできます。
習慣化のためのLocibook図
このように、ちょっとしたルールを決めることで、手間が省けたり、作業が楽になることがあります。
代表的なものに、整理整頓があります。どこに何を収納するかを、決めておくべきでしょう。そのルールさえあれば、収納する場所を考える必要がなくなります。また、物が必要になった場合に、すぐに見つけることができます。
たしかに、ルール決めやそれを習慣化するのには、手間がかかります。
しかしながら、ルールを決めるのは一度だけです。一方、ルール化の恩恵は一生です。ルール化を進めていくと、ちょっとしたことが、大きな負担になっている事に気付くこともあります。
また、Locibookを使ったスペースド・リハーサルによる復習機能があれば、習慣化も難しくはありません。Locibookが、忘れたころに通知してくれます。ルールを覚えてなければ、ルールに従うことはできません。Locibookはルール化の習慣化のサポートになります。
ルール化とその習慣化で、毎日の無駄な時間をどんどん消してください。その分、他のことに使える時間や精神的余裕が増えるはずです。