これは、旧Locibookにおいて書かれた記事です。復習ロボットには適用されない内容の可能性があります
江戸幕府は260年以上もつづき、その長である徳川将軍も15代に渡ります。
通常、徳川将軍15代については、語呂合わせによる覚え方がされているようです。ただ、どの語呂合わせも複雑で、無理があるように感じます。語呂合わせは、語呂自体は覚えやすいのですが、その解釈を忘れてしまう事が問題です。こうなると、ブツブツと語呂をつぶやきながら、無駄に時間を使うハメになります。
この記事では、語呂合わせの代わりに、Locibookを使った記憶の宮殿による、徳川将軍15代の覚え方を紹介します。記憶の宮殿法は、語呂合わせよりも長期記憶となりやすく、語呂の区切りを考える必要がありません。1つの手法として、試してみてください。
15代ある徳川将軍をリストアップする
まずは、覚えたい徳川将軍の15代をリストアップします。
リストアップした内容は次のとおりです。
- 家康 いえやす
- 秀忠 ひでただ
- 家光 いえみつ
- 家綱 いえつな
- 綱吉 つなよし
- 家宣 いえのぶ
- 家継 いえつぐ
- 吉宗 よしむね
- 家重 いえしげ
- 家治 いえはる
- 家斉 いえなり
- 家慶 いえよし
- 家定 いえさだ
- 家茂 いえもち
- 慶喜 よしのぶ
Locibookによる徳川将軍15代の覚え方
次に、このリストをLocibook図へと配置していきます。
なお、ほかの図と同様に、以下の図も1つの例です。背景画像は、ご自身の親しみのある場所に変更してください。また、置換画像も、より適したものがありましたら、そちらを採用してください。
覚えたい内容は、図において、0時方向から時計回りに配置していきます。

- 家康
- わかりきっているので、家康の肖像画
- 秀忠
- 秀忠(ひでただ)より髭(ひげ)。無理がありますが覚えられれば問題ないです。
- 家光
- レーザー光

- 綱吉
- 前の将軍が家綱。そして、植物のヨシ。
- 家継
- ツグミ
- 吉宗
- 暴れん坊将軍のイメージがあるので白馬

- 家重
- 重り
- 家治
- 春(はる)の桜
- 家斉
- 成金(なりきん)
- 家慶
- 慶応大学マークの万年筆

- 家定
- 定規
- 慶喜
- “喜”の漢字より、喜んでいる女性
図ができたら、Locibookのスペースド・リハーサルのタイミングで、図の見直しを行なってください。徳川将軍15代が、忘れられない、長期記憶となるはずです。
順番を覚えたい場合は、図への配置数を統一する
徳川将軍の例のように、ものごとの順番を覚えなければならない場合があります。こういった場合は、各図における、記憶の配置数を統一することをお勧めします。例えば、最初の図に4人の将軍を配置したら、次の図にも4人を配置します。
たしかに、図によって記憶を置けそうな場所の数は異なります。記憶が配置できそうな、思い出しやすい特徴のあるポイントは、背景によって異なるでしょう。最初の図には特徴のある場所が4つあっても、次の図には2つだけかもしれません。
しかしながら、たとえ特徴のない場所に記憶を配置することになっても、図へ配置する記憶の数は統一するべきです。
なぜかというと、特定の順番の記憶を取り出しやすくなるからです。たとえば、徳川将軍10代目の将軍を知りたいとします。記事の例のように、各図に4人づつ将軍を配置してきていれば、3枚目の2番目が10代目の将軍であるとわかります。1枚目に4代目まで、2枚目で8代目まで、3枚目のはじめが9代目、2番目が10代目となるわけです。
ある内容をその順番ごと覚えたい場合は、図に配置する記憶の数は統一しましょう。欲しい記憶が取り出しやすくなるはずです。